カナダ人の旦那をついに狩猟(入籍)しました。みんなに報告編

ジェイと出逢って早4年。
あんなこと~こんなこと~があり、嬉しかったこと~悲しかったこと~を二人で乗り切れたお陰で、
来たる2020年5月11日、足立区役所での役所関門を無事通過し、ジェイと入籍することが出来ました!

 カナダ人と日本人の入籍に関する価値観の違い  

昨今、入籍に関しての考え方は多種多様になってきている中、私達の入籍に関しての考え方もそれぞれ違うものでした。
入籍に至るまでの間には度重なる話し合いの機会があり、時には意見が違うことで険悪になる時もありました。

ここまでの大バトルではありません。

私:
入籍=事務的なこと。

同棲もしていて、ゆくゆくは結婚するつもりなのであれば、早めに婚姻届けを提出し税金対策や安心感を得たい。結婚式についてはゆっくり考えよう派。


ジェイ:
入籍=二人が正式に夫婦になる貴重な日。

カナダでは、結婚式当日や前日に正式に書類を提出し入籍するのが普通。
(カナダで入籍する場合は、必ず結婚式をしないとならないらしい。)
結婚式も挙げずに入籍だけ先にするなんてあり得ない。みんなに何て説明したらいいかわからない。

二人の意見はすれ違い、中々入籍日が決まりませんでした。

ここにきてもやはりジェイの方がロマンチストです。
どのように、このナチュラルロマンテイストなジェイを口説き落とすかが私の腕の見せ所です。

どうやって説得しようか思い悩んでいたところ、そんな二人の価値観をトゥギャザーする出来事が起きたのです。

 コロナで社会が不安定に。私達にも襲い掛かる不安な日々  

今年に入り、ゆっくりとコロナが日本を蝕んでいきました。
流行り始めた当初、私達もここまで問題が大きくなるとは思っていませんでした。

ジェイも4月上旬位までは呑気に考えており、私が「社会情勢が不安定になってきているから入籍だけでも先にしとこう」と提案しても、「えむは心配性だな~。ハハハ」くらいで受け流されていました。

それがどんどん事態は深刻になっていき、ついに能天気野郎のジェイの心さえも揺れ動いてきたのです。

えむ:
「もし、ジェイがコロナに感染してしまって、かなり深刻な問題になったとしても、まだ私はあなたと「他人」という関係性なんだよ。
もし入院の手続きやその後のフォローをするってなったときに「妻」であればスムーズに手続きできることも多いはず。
ジェイが入籍する日にこだわりがあるのはわかるけど、こんな情勢だし早めに入籍したほうがいいよ。(自分はコロナには感染せず、ジェイのみ感染する設定でしか考えない私)」

ジェイ:
「そうだよね。コロナの影響でこんなことになるなんて思わなかったよ。
戦争や大地震を経験していない僕にとっては、人生で一番世の中が深刻な事態かもしれない。
今は仕事もあって、会社も何とかやっていけてるけど今後どうなるかわからないよね。
不本意だけど、入籍だけ先にしておこう。あぁ~、両親には何て報告しよう。ママは絶対悲しむよ・・・。」

ジェイの両親に入籍のみ先に済ませる事を伝えるのが、かなり辛いようです。
ビデオチャットで私達の考えを伝える時、ジェイはかなり緊張している様子でした。

ジェイ:
「実は二人に相談したいことがあって・・・。
結婚式をいつ挙げようかずっと悩んでいたんだけど、コロナの影響でいつ挙げられるかわからなくなってしまったよね。
事態が事態だし、結婚式の日にちはコロナが落ち着いてからゆっくり考えることとして、入籍だけ先にしようと思ってるんだ。今のワークビザだと、会社が倒産とかしちゃったら日本にいられなくなるかもしれないし。」

ジェイの両親:
「そうなのねっ。入籍する時に傍にいられないのはとても残念だけど、私達は大賛成よ!!
あなたが”えむ”の為に日本に引っ越した段階で、私達は二人はいつか結婚すると思っていたの。早く結婚式を挙げて欲しいけど、いつ収まるかわからないコロナを待っていたら先に進めないものね。私達は二人の考えを尊重するわ。」

ジェイ:
「二人が賛成してくれて本当にホッとしているよ。婚姻届けを提出するのは単なる事務的作業に過ぎないから、コロナが収まったら本格的に結婚式に向けて動くからね。
そして、結婚式を挙げた日を正式な結婚記念日にしたいと思ってるんだ。やっぱりみんなとお祝いしてこそ、僕たちの結婚が認められたって感じがするからね。」

ジェイの母:
「そうね!その日が早く訪れることを心から祈ってるわ。それにしてもついに私にも娘が出来るのねっ!
本当に嬉しい!!次にビデオチャットをする時は、私は私の娘と話をするってことなのよね。本当に信じられない。よくやったわジェイ!!(感動が止まらない様子)」

ジェイの両親への報告も無事に終えることができました。
私の両親は、ジェイを紹介した時から早く結婚しろー、孫はまだかー路線だったので、すんなりと了承を得ることができ、婚姻届けの保証人にもなってくれました。

 私達の入籍を親友へ"ゲーム"で報告 

ジェイは最初、両親には報告するが弟や親友達には入籍することを内緒にしておくつもりでした。
結婚式を挙げる際、本当は一年前に既に入籍していたという事実があることが後ろめたかったようです。

それが、両親に報告した際、二人の反応が自分が思っていた失望している雰囲気ではなく、むしろ祝福を送ってくれたことで心底ホッとしたのか、その後次々と弟や親友に報告していくのでした。

毎週繰り広げられるお手製のゲーム大会

コロナの影響で自粛生活が始まってから、毎週日曜日の夜はジェイの親友達とビデオチャットをするのが恒例。
開始当初は、お互いの近況報告や他愛もない話をしていましたが、こんなご時世、新しく報告することも無くなってきます。

何度かビデオチャットをした後、ジェイの親友が考えたお手製のクイズ大会が始まりました。

その親友は、「クイズミリオネア」や「どこの会社のロゴでしょうゲーム」、「商品の値段あてクイズ」とかなり充実したラインナップ。
かなり本格的な画像を用意し、パワポを駆使し、本当のクイズショーさながらの仕上がりで私達を盛り上げました。

そこからは毎回ホストを変え、オリジナルのクイズを作成しみんなで楽しむ日曜日と化したのです。

ジェイがホストとしてクイズを作成する番がやってきた

ついにジェイがホストとなり、みんなを盛り上げる夜が訪れました。

何個か考えたゲームの中で、ジェイは「マッチングゲーム」をチョイス。
出されるお題に対し、”同じ答えだったら2P” ”面白い答えだったら1P”です。

色々考えた問題の中に、私達の入籍にちなんだクイズを忍び込ませます。

「ジェイとエムはコロナでの自粛生活に飽きたので、〇〇〇〇することを決めた。」

という内容。笑

友人の答えは、ちょっとヤラシイ内容から、本格的料理を作った、部屋の片づけなど様々。
誰も私達が「入籍する」とは思っていない様子。結果、誰一人としてポイントは貰えませんでした。笑

友人達は、私達のサプライズ報告をとても喜んでくれました。
はずかしがり屋のジェイは、みんなにちやほやされるのに慣れていないので、「さぁ!では次のゲームに進めますよ~。」とサラッと終わらせていました。

さぁ無事に両親や親友への報告も済んだので、いざ、婚姻届けを提出!です。

~つづく~