この一年で細く長く頑張ってきたこと。

コロナが流行し、世の中の動きが一気に「在宅ワーク」へと変わっていきました。

2016年、日本でイチ会社員として朝から晩まで働いていた日々を卒業し、カナダに飛行機で飛び立って以来、私の中では「パソコンがあればどこでも働けるノマドな人達」への憧れがずっとありました。
憧れがあっても特にスキルも無く、かといってノマドな人になるべく何か勉強を開始することも無く、平々凡々な日々を過ごしていました。

 東京のメンタルクリニックで見えた現実 

2018年の春、東京に引っ越してきてからは、縁あって“メンタルクリニックでの医療秘書”として、診察室で繰り広げられる患者と医師の会話をデータ化するという特異な業務を遂行しておりました。
その現場で、私は東京の闇・人間の闇、社会人が感じる日本の社会に対する不満を日々聞くこととなるのです。

最初は今まで知らなかった世界に足を踏み入れたことに刺激を感じ、人が病んでしまう様々な原因や数えきれないほどの精神薬の名前、多岐に渡る精神病の症状について日々勉強していました。

・ブラック企業に勤めてしまい精神を病んでいる人
・家庭内の様々なトラブル(暴力・モラハラ・金銭面)
・育った環境があまりに不幸で大人になっても人生がうまくいかない人

患者さんによって様々なエピソードがあり、聞いていてもらい泣きしそうになることも。(泣いちゃいけないとは分かってるのですが、あまりに辛くて感情移入しすぎることもしばしば)

そして、勤務して3か月位経過した時から、無性に体が痒くなる日々が始まります。
もともとアレルギー体質で薬を服用することはあったのですが、去年は薬を飲んでも全く効かず、全身をバリバリボリボリ掻き続ける日々。
また、すぐに不機嫌になりジェイに対し失礼な態度をとることも多くなっていきました。


同僚に相談した際に、「患者の話を全て受け止めてたらしんどくなる。診察をスムーズに熟していくことに集中したほうが良い」と言われ、何とか食らいついていたのですがどんどん限界に・・・。

 転職について考える。 

日々診察に来る患者さんのほぼ7-8割は、会社での事で精神を患っている方でした。
その方たちの内容を日々聞いていると、私の中で「日本の企業で働く事のリスク・人間関係の難しさ」への恐怖が自分の妄想と相まってどんどんと膨れ上がっていき「このままメンタルクリニックで働き続けるのも限界だし、かといってこんなに病んでいる東京の社会人になるなんて恐ろし過ぎるっ!」と思うように・・・。

 どこにいても、別の国にいても稼げる職とは。 

もともとノマドな生活に憧れていた私は、パソコンで稼げるスキルを伸ばす決断をしました。
早速調べると、結構色々出てきます。

 フリーライター 

まずスキルも何もないのにノマドな生活に憧れた人達が辿りつく職、それがブログを書いたりライターとして記事を書く分野だと思います。

私もクラウドワークスやランサーズといった、フリーランスが登録し仕事を受注するサイトを使用し、何回か「未経験OK」なライティング業務を請け負ってみました。
その案件は観光の情報をまとめ、自分で観光場所やレストランについて調べ、画像を用意し3000文字位の量で作成する・・・というものでした。
ただその単価が安い事安い事。一記事6-700円くらいだったと思います。
ただ文章を書くだけではなく、自分でフリー素材を探し出しレストランの情報まで調べ、それをまとめる・・・なんだか割に合わないなと感じてしまい、3記事作成してみて辞めました。

 データ入力・文字起こし 

データ入力の求人も結構探すと多いです。

メンタルクリニックで、話のまとまっていない患者の話をデータ化するという作業を、丸一年ほど遂行しておりましたので、”私にもできるかも!”なぞと思い一度応募してみたのですが、専用のソフトをPCに取り込んだり、文章を文字起こしする際の様々な規定が多く、断念。

現在、ウェブサイトの作成をしており、クライアントさんのインタビュー書類からプロフィールとして使えそうなところを抜粋しまとめるという作業をしているのですが、その文字の多いこと!
インタビュー書類を確認すると、聞き取れない箇所も多かったみたいで、(聞き取れなかった場所を頑張って読解している様子や、”解読不明”と記載している箇所が多くありました)きっと文字起こしをしている時は、このインタビューに何時間も時間を費やしたんだろうな~大変だっただろうな~とタイピングしてくれた方への敬意が深まりました。

 カスタマーサポート 

カスタマーサポートは、電話やメールなどで商品の利用者からの疑問・相談に対応する仕事です。
在宅としても働ける求人が多く、求人案件としても一番多い印象です。

でも私は電話対応が大の苦手…。
昔某音楽教室で勤務していた際、理不尽な事でめちゃくちゃなクレームをつけてくる方へ、電話で謝罪することもしばしば。
電話対応が得意な知り合いは、「どうせ殺されることは無いんだし平気」とか「顔が見えない分、こっちも冷静に対応出来る」って言ってました。
でも私は電話をかける時はもうビクビクもんです。電話のコールボタンを押す前に何度も何度もシュミレーションをし、如何に相手の怒りを収めさせるかということを考えてから本番に挑みました。

電話で理不尽なクレームを言ってくる人の典型的なパターンって、一人でどんどん話をし、どんどん一人で勝手にヒートアップしていく人が多いなという印象。

それを「仰る通りです。」とか「ご不快な思いにさせてしまい、誠に申し訳ございません。」という相槌を打ち続け、ちょっと声のトーンが下がってきたなと思ったら、会社とクレーマーの折り合い地点の提案をすかさずササっと提案し、無駄な言葉は挟まずに終わらせる!これに限ると研修で学びました。

会社の上司は、「クレームを言ってくれる人は会社が成長できる大切なお客様だよ」って言ってましたが、私は最後までそんな風に思えませんでした。(激おこ)
電話が終わった後は、一週間ぐらいは誰にも会いたくないし、人に会う仕事から逃避行したい。と思っていた時期でした。

 ハンドメイド制作 

最近はハンドメイドの商品を、アプリやネットで販売している方が多いですよね。

例に漏れず、私もハンドメイドアーティストになろう!なんて調子よくいっちょかみした過去があります。
(昔からクリエイティブな人に対する憧れが異常。ましてや自分が好きな分野を極めている方に対しての尊敬は恋に似た感情を覚える節あり)

こちら、前回のブログでもお伝えした通り、一作品が出来上がった後に多大なる満足感と優越感を感じた為、一旦ベッドの下に封印し、未だ隠れた秘宝として実家の隅に追いやられた状態です。

↑前回のブログはこれ。

やっぱり何かを極めるって凄いですよね!
私の脳細胞では、あっち行ったりこっち行ったりしてしまうので、達人への道は来世に期待です!

 WEBデザイナー 

メンタルクリニックで勤務しつつ、少しずつ勉強し始め、やっとちょっとずつ仕事として形になってきているのが”WEBデザイナー”としての仕事です。

勉強し始めた当初は、自分が書いたコーディングでサイトが作られていく事がとても嬉しく、「これを生業として生活したら、ノマドな生活が出来るやんっ!ジェイとカナダにも住めるやんっ!」とモチベーション高く進めてまいりました。

でもこの世界、上には上がいるし、かっこいいサイトを作るためにはそれなりの技術と経験・デザイン力が必要です。
私も何度も挫けそうになりました。簡単なミスなのに、そのミスを探し出すまでに約半日を費やしたこともあります。(WEBデザインやプログラマーの仕事は、ミスの原因を探すことが大半って誰かが言ってました。)

もう嫌だぁ~、私には才能なんかない~って何度か思ったことか。
ただ、そんな心が折れそうな時、いつも傍らに私を過大評価するジェイがいてくれました。
ジェイは、私が一つサイトが作り終えることが出来たら小躍り、仕事の話が入ってきたら大踊りです。
「君は凄い!生まれ持ったクリエイティブな才能がある」と毎度言ってくれます。
自信が無くて泣きそうな時に、ジェイの過度な応援が嫌味に聞こえることもしばしば。笑


それでも何とか今形になってきているのは、ジェイがいつも応援してくれ、横で小躍りしてくれているお陰だと思っています。


滅茶苦茶バリバリWEBデザイナーとして活躍していくぞ!というポテンシャルではなく、細く長く大好きな人達と仕事が出来たらなと。
それが日本かカナダか、はたまた全然違う国なのかはまだ誰にもわかりません。