自粛期間中ホームガーデニング活動に精を出しました。いつのまにか我が家の小さなバルコニーは緑だらけ。

東京に引っ越してきて以来、ベランダで細々とガーデニングを楽しんでいます。
今日はそんな我が家のADA12(足立区12)のメンバー(草花)を紹介します。

 初代メンバー 

ユーカリ:
蚊よけに効くと聞いたので購入。全く効果なし。どんどん蚊は家に侵入してきます。
【全体を後ろから見守るリーダータイプ。】


ワイヤープランツ:
自宅は一階なので、人の目防止用に購入。
【どんな時も自分が話題の中心にいたい、でも華がないのでいつも別メンバーの影に隠れてしまう。】


2019年春に買った寄せ植え:
購入時はガーベラや小さい可愛い花がたくさん寄せられていたが、2020年に残った花は紫の花のみ。名前はわからない。
【ADA12の妹分として売り出したが、あまり注目を浴びることが出来ず自然消滅。トーク力があったこの花だけが現在も活動を続けている。】


ローズマリーとアップルミント:
何度か料理やお酒に使用。赤い小さい虫がついてしまい断念。ご臨終となった。
【人気が欲しい、他の人より目立ちたいという欲望の沼にハマり、汚い人間達の犠牲になってしまい脱退】

 2代目メンバー 

ベコニア:
ある晴れた昼下がり、ベランダで洗濯物を干していると、大きなリアカーを引いた農村から来たような出で立ちのおばあちゃんが我が家のインターホンを鳴らしました。
家の中に居たら「必殺・居留守」を使えたのですが、ベランダで無防備状態の私。
インターホンを鳴らしたおばあちゃんと目が合ってしまいました。

そのお祖母ちゃんは、茨城県から近所の人たちとトラックに乗り花を売りに来たとのこと。出稼ぎである。
そんな戦後のエピソードのような話を聞いてしまい、いたたまれなくなった私。
可愛い花が安く手に入れば良いかと思い、どんな花があるか、値段はお幾ら万円なのか聞いてみることにした。

ドアを開け、リアカーに乗った花々を見てみるがどれも何だか古臭い。(私主観)
古くても綺麗な花はあるのだが、お祖母ちゃんが売りつけようとしている花はどれも何だか悲しそうな色合い。
ガーベラみたいなビビッドな色でもなければ、ヒマワリのような大輪でも無い名前も知らないような花ばかり。
それとなくお祖母ちゃんに「私、あんまりピンクとか黄色の花は飾らないんですよ。すみません。」と伝えたら、
「そうかそうか~。じゃぁこの"ベコニア"が良いと思うべ。この鉢も下に水を入れるところがあるから、楽に世話が出来る仕組みなんよ。お姉さんには特別に1000円で販売しちゃる。」

ベコニアって学校の花壇に植えられてたやつやん・・・。しかも1000円って・・・。と思いつつも、他に目ぼしい花も無いし、せっかく茨城県からこんな辺境の地、足立区まで来てもらったんだから買っとくか・・・。と根負けし、別に欲しくもないベコニアをメンバー加入させた経緯がある。

【あまり期待はしていなかったが、どんどん成長を遂げ今では満開の花を咲かせている。愛を与えれば与える程、期待に応え成長を遂げるタイプ。】


ブルーベリー:
ジェイがどうしてもメンバーに加入させたい!と譲らなかった逸材。
ブルーベリーについて調べたら、「実がなっても食べる前に鳥に持っていかれたー」とか、「自分たちで受粉出来ないから、人間が受粉させなければ次の年には顔を出さない」とからしい。
・・・ということで、そんな面倒なメンバーの世話は出来ないと加入を拒否したが、ジェイプロデューサーは「この子に賭けてみたい!」と頑なだった。
そんなこともあり、ブルーベリーの成長はジェイに見届けさせている。

本日実が青色に変化してきていました♪そろそろ食べ頃??

パクチー:
打って変って、うちの子パクチー。ブルーベリーとは真逆で、私の寵愛を受けている秘蔵っ子。
去年も初代パクチーを育てるべく挑戦したが、ネットで検索した育て方を試してもうまくいかず、メンバー加入できずに一年が経ってしまった。
ただ、パクチーの成長を諦めきれなかったエムPは、残ってあったパクチーの種を再度撒いてみたのである。
去年は手塩にかけて育てた結果、デビューできるほどの成長を遂げられず失敗に終わったので、今回はアメとムチのムチを与えてみた。
ただ、土に撒くだけで何も与えずに放置したのである。

すると、現在はこの状態!
パクチーは甘やかすのではなく、厳しく育てたほうが成長するタイプであった。


 その他メンバー 

その他、バジルとタイム、モヒート用ミント、室内用にアイビーとポトスも新規加入し、現在は12人態勢で売り出し中である。
今後の成長を楽しみに見届けたい。

うちのアパートは一階なので人が通った時に他人の目が気になる私。
ジェイは全然気にならないらしく、日の光を浴びながら朝食を食べたいという理由からIKEAで屋外用テーブルと椅子を購入しセットしている。

最初は人の目が気になり、バルコニーで朝食を取ることを躊躇ったが、意外と人は見ないものである。
前を通った時、本当は私たちのことが気になり凝視して観察したいが、凝視したら私たちからも凝視し返されると思って見ないのであろう。それが秩序ある日本の暗黙のルールである。
いつか、成長を遂げ立派に育ったADA12を眺めながら朝食を取りたいね、と夢を語らずにはいられない「迷プロデューサー」の二人であった。